Dr. Wallyのコラム ·

こんにちは。施術の仕組みをお伝えしている、Dr. Wally(キム・ジュンス)です。
一般的に、糸リフトは効果が短いと思われています。
YouTubeに糸リフトの動画を上げると、「痛いだけで効果がなかった」「効果はあったけれど3か月ももたなかった」というコメントがたくさん寄せられます。
一方で私の経験では、診察室で、施術後も長く満足して過ごされている方にも数多くお会いします。
この差はどこから生まれるのでしょうか??
そして、それにもかかわらず、糸リフトを受ける人がますます増えているのはなぜでしょうか?
糸リフトの効果が短い理由は、次の3つです。
1つ目の理由は、糸リフトが、現在ある数多くの切らない顔の施術のなかでも、医師の技量にもっとも大きく左右される施術だからです。
ひと言でいえば、そもそも施術の難易度が非常に高く、医師が学び始めてから熟練するまでにもっとも長い時間がかかる施術です。
そのため、経験豊富なクリニックで施術を受ければ満足度は非常に高いのですが、糸リフトの経験が少ないクリニックで受けると、効果に満足できなかったり、満足できても持続期間が3か月や6か月ととても短く感じられたりします。
2つ目の理由は、医師が十分な本数の糸を使えなかった場合です。
それなら最初から十分な本数の糸を入れればいいのでは、と思われるかもしれませんが、これは思っているほど単純な問題ではありません。
糸リフトでは、糸を挿入すると腫れが出ます。
そのため、一定以上の本数を無理に入れると腫れが強く出ることがあり、挿入する糸の本数が増えるほど、腫れだけでなく、細すぎる糸が強いテンションで挿入されて起こる皮膚のへこみ(ディンプル現象)が生じる確率も高くなります。
さらに糸が多く入りすぎると、当然ながら糸が皮膚から透けて見える確率も高くなります。
そのうえ費用もかさんでいくため、これらすべてを経験豊富な医師が適切にバランスよく調整するプロセスが欠かせません。
ですから糸リフトは、必ず施術を担当する医師のカウンセリングを先に受けてください。
カウンセラーとの相談を先に受けるのは避けてください。
カウンセラーの役割は、施術の予約、費用のご案内、施術後の注意事項のご説明程度にとどめるべきです。
3つ目:皮膚がとりわけ伸びやすい体質の方と、非常に薄い皮膚の方
どんなに優れた医師が糸リフトを行っても、すべての人の施術結果が同じになるわけではありません。
20代であっても、皮膚を引っぱるととりわけよく伸びるタイプの方がいます。
真皮のコラーゲンが著しく不足しているか、真皮とSMAS(表在性筋膜)をつなぐ皮膚支帯(retinacula cutis)が生まれつき著しく弱い場合です。
このような場合は、糸でしっかり引き上げて固定しても、皮膚そのものが重力によって再び下がりやすくなります。こうしたケースでは、リタッチがとても重要になります。
どんなに伸びやすい皮膚でも無限に伸びるわけではないので、適切な間隔(通常3か月)でリタッチを行えば、それ以上伸びにくくなり、状態を保ちやすくなります。
ただし、平均的な方よりもリタッチが1〜2回多く必要になることはあります。
糸リフトは、うまく行えばとてもよい施術です。
今の顔のたるんだ部分を整え、よりやわらかな印象が期待できるからです。結果には個人差があります。
ただし施術の難易度がきわめて高いため、クリニック選びをもっとも慎重にすべき施術です。
最後に、よいクリニックを選ぶための2つの質問をお伝えします。
医師が先にカウンセリングをしてくれますか?
施術結果に満足できなかったり、副作用が出たりした場合、リタッチをしてくれますか?
この2つの質問で、よいクリニックの候補を大きく絞り込むことができます。
皆さんのお役に立てば幸いです。
この記事は施術を理解していただくための情報であり、個別の診断や施術計画に代わるものではありません。施術の結果や持続期間には個人差があります。
