フェイスライン・口元・目元のたるみは、顔全体の支持力の変化によって同時にあらわれることが多く、施術名を決める前に原因を見極めることが大切です。糸リフトが向いているケースとその限界、カウンセリングで確認すること、施術後の経過までまとめました。

こんにちは、DAYONEクリニックです。ある時ふと、鏡に映る顔が以前と違って見えると感じることがあります。フェイスラインがぼやけて顔の下半分が重たく見えたり、目尻やまぶたのまわりが下がって疲れた印象になったり、表情を動かしていなくても口元のしわが深く見えたりします。
そこでリフトアップについて調べ、「このたるみにも効果はありますか?」という疑問を持って来院される方が少なくありません。その多くの方が望まれているのは、まったく別の顔になることではなく、自分の顔のまま印象がやわらぎ、若々しく見える変化です。ただ、たるみやしわの原因はひとつではないため、施術名を決める前にまず確認しておきたいポイントがあります。

なぜ顔全体が下がって見えるのでしょうか
年齢を重ねると、皮膚のコラーゲンや弾性線維が減るだけでなく、皮膚の下で顔を支えている脂肪層や筋膜、靭帯の支持力も弱まっていきます。

こうして顔を支える構造がゆるむと、頬の位置にあったボリュームが下へ移動してフェイスラインが崩れて見えたり、ほうれい線や口まわりのしわがより深く刻まれたりするようになります。
目元も同様です。眉の下や目尻側の組織が下がってくると、まぶたが重く見え、まぶたの皮膚そのものに問題がなくても目元がすっきりしない印象になることがあります。フェイスライン、口元、目元の変化はそれぞれ別の悩みに見えても、実は顔全体の支持力の変化というひとつの流れの中で、あわせてあらわれていることが多いのです。
肌のハリだけの問題なのでしょうか

実は、そうでないことも多くあります。肌のハリが低下しているのか、ボリュームが移動しているのか、あるいは表情のくせや筋肉の緊張が印象に影響しているのかによって、アプローチも変わってきます。
たとえば同じほうれい線でも、皮膚が薄くなってできたものもあれば、頬の組織が下がってきたことでできたものもあります。前者であればキメやハリを改善する治療が、後者であれば下がった組織を支える治療が中心になると考えられます。この区別をせずに同じ方法を当てはめると、期待していた変化とは違う結果になることもあるため、まず原因を見極めることが大切です。
糸リフトを検討できるのはどんな場合でしょうか

糸リフトは、細い糸を皮膚の下に挿入してたるんだ組織を支え、糸がなじんでいく過程で周囲の組織の反応を引き出す施術です。たるみの位置が比較的はっきりしていて、組織を支える必要がある場合に検討できますが、どのようなたるみにも同じ効果を期待できるわけではありません。
特に注意して診る必要があるのが、まぶたです。眉の下や目尻側のたるみがまぶたを重くしている場合は、周囲を支えるアプローチを検討できますが、まぶたの皮膚そのものが大きく余っている場合には、糸リフトだけでは対応が難しいことがあります。そのため、どの部位にどの程度のたるみがあるのか、糸リフトで期待できる範囲はどこまでなのかを、率直に切り分けて説明してもらうことが必要です。
DAYONEクリニックの医師陣が確認すること
DAYONEクリニックでは、施術を先におすすめするのではなく、まず現在のお顔の状態をしっかり診察することから始めます。皮膚の厚みやハリはどうか、フェイスライン・口元・目元のうちどこのたるみが目立つか、正面と横顔で見たときの顔全体のバランスはどうかを確認し、表情を動かしたときとリラックスしているときの違いもあわせて見ていきます。
そのうえで、患者さまがいちばん気にされている部分や望まれる変化の程度をうかがい、自然に維持できる変化の範囲を一緒に決めていきます。ご自身が望む変化と、お顔に似合う変化は、必ずしも一致するとは限らないからです。
とにかく強く引き上げればよいのでしょうか
そうではありません。むしろ引き上げすぎた仕上がりは表情を不自然にし、本来の印象とかけ離れて見える原因にもなりかねません。50代以降のリフトアップで大切なのは、若く見せることそのものではなく、今の印象を損なわずに崩れたラインを自然に整えることです。
フェイスラインは少しシャープに、口元はよりやわらかく、目元は疲れて見えないように整える。その程度の変化が、長く満足しやすい方向といえます。自分の顔はそのままに印象がやわらぎ、その結果として若々しく見える。DAYONEクリニックが目指す変化も、そこにあります。
糸リフトだけで十分でしょうか
たるみとしわが両方ある場合は、ひとつの施術だけで対応するのではなく、状態に応じて複数の治療をあわせて検討します。たるんだ組織を支えるには糸リフト、肌全体のハリの低下にはレーザーによるリフトアップ治療やスキンブースター、ボリュームが減ってくぼんだ部分がしわや影をつくっている場合はヒアルロン酸注入(フィラー)、表情のくせで深くなったしわにはボトックス、といった選択肢が考えられます。
ただし、施術を重ねれば重ねるほどよい結果になるわけではありません。今本当に必要な部分を見極め、今すぐ必要のない施術は行わないという選択も含めて、カウンセリングの一部だと考えています。
施術後はどんなことを確認するのでしょうか

糸リフト後は、一時的に腫れや内出血、つっぱり感、違和感が出ることがあり、その程度や期間には個人差があります。そのため、施術前にこうした点まで十分に説明を受け、納得したうえで決めていただくのがよいでしょう。
また、施術当日で終わりではなく、お顔が落ち着くまでをひとつの過程ととらえ、変化がどのようになじんでいくか、左右差や違和感はないかを確認し、必要に応じてリタッチ(追加の調整)まで行う。それがDAYONEクリニックの診療方針です。
まとめ

糸リフトについて調べていらっしゃるなら、フェイスラインや目元、口元の変化についての悩みを、すでに長く抱えていらっしゃるかもしれません。そんなときは施術名より先に、いちばん気になる部位はどこか、いつ頃から変わったと感じているか、どの程度の変化を望んでいるかを整理してみてください。この点がはっきりしていると、カウンセリングでぐっと具体的なご相談ができます。
糸リフトが必要なのか、別の方法のほうが適しているのかは、実際にお顔の状態を診察してはじめて、その方に合った方法をご提案できます。今の自分にどんな変化が必要なのか、まずはカウンセリングで確かめてみることをおすすめします。

この記事は施術を理解していただくための情報であり、個別の診断や施術計画に代わるものではありません。施術の結果や持続期間には個人差があります。